◆講習会(講座)詳細内容・2005年度 ◆

12月21日「子供とインターネット」(対象・近隣小学校の先生方)

-◆ 研修内容 ◆-

*子供のネット事情
*インターネットの問題点
*身近なネットトラブル
◆実技・・・・チャット

-◎ 先生方の感想 ◎-

  • チャットを体験したのは初めてだったが、楽しく便利な部分もあり、有効に使えればいい
  • ビデオなどをみてネット依存症の怖さが伝わった
  • 小学生が授業中に使うネット用語など、児童がネットの常用をしていることに気付くサインをもっと教えて欲しい

-◎ インストラクターの感想 ◎-

学校の先生方がすすんで「情報モラル教育について」の研修をしてくださる学校はまだまだ少ないという状況下で、学期末の大変忙しい時間を割いてこの問題に取り組んでくださったことは、小学生・高校生の子供を持つ親としても本当に先生方に感謝の限りです。

限られた時間のなか難しいとは思いますが、先生方がインターネットの世界をより深く知り、子供とインターネットの関係を把握することが、子供をネットトラブルから守る最大の防御だと思います。

また、児童への指導のプログラムに「情報モラル教育」を組み入れていただき子供がインターネットや携帯を持つときに自ら「トラブルを避ける力」、「情報の取捨選択の力」が身についていることが今とても必要な教育だと思います。

情報モラル教育の実施は現状では地域によってかなりの差があります。
地域によってネット・携帯利用の家庭環境も異なり、小学校では教育の必要性がないのではという意見もあります。

また「家庭での教育、躾け」と位置づけて学校サイドで取り組むのが難しいという小学校もあります。また小学校より中学校で指導するほうが効果的との意見もあります。

しかし小学生のインターネットの使用は学校・家庭がもっとも多く、その使用法、危険については図工での彫刻刀の指導や家庭科での包丁の指導、理科でのアルコールランプの使用と同じく児童に教える必要があります。

携帯やインターネットは子ども達が近い将来必ず使うツールです。基礎基本として小さい頃から指導すれば交通ルールと同じく自然と使い方が身につきます。

今回研修として「子供とインターネット」を題材にしてくださった小学校のように、これからも一校でも多くの小・中学校がインターネットの指導に取り組んでくださることが子供にとっても大人にとっても、安心な生活・社会へつながると思います。

12月16日「親のためのインターネット安心講座」(対象・練馬区内の小中学校保護者)

-◆ 講座内容 ◆-

*インターネットのメリット
*インターネットの裏側
*子供たちのネット事情
*子供にはどう教える?

-◎ 参加してくださった方の感想 ◎-

  • 知ることが最大の防御策になると思った。
  • インターネットの影の部分は本当に恐い。知らず知らずのうちにはまってしまうなんて、親より子供の方が情報を得るのが早いので親もよく子供を見て内容(実態)を知っておかなくてはと思う。
  • 最近ニュースになる犯罪の背景はきっとこういうこともあると簡単に想像できるので特に身近な方々がもっとこういう話を聞いて欲しいと思います。
  • インターネットは私自身は何か調べるときにしか利用しないのですが、ビデオで一日中ゲームをしている子供や親をみて驚いた。自分の子供にはCDソフトのゲーム位しかしないので全く知らない世界なので勉強になった。
  • 私がパソコン、携帯電話を全くしないのでやはりこれからは勉強しなければいけないと思いました。
  • 今まで知らなかった多くのことを伺えて有意義でした。家庭でも今まで以上に気をつけて話し合って行きたいです。
  • 社会環境はいつの時代も変化するもの、その中で生きている私たちが変わらず子供を躾けることが大切だと思います。悪いのはパソコンでもケータイでもインターネットでもない。使う側の姿勢ですよね。今日改めて思いました。
  • 私自身あまり詳しくないので、今後子供と一緒に勉強していきたいと思います。・・・・がどの様に学んでいったら良いのかが解らない状態なので、今回のような講座(実例を多く含んだもの)が今後広く開かれることを希望します。
  • すごく勉強になりました。今日聞いた中ですごく考えさせられる部分がありました。また機会があれば宜しくお願いいたします。

◎- 講師・スタッフの感想-◎

寒い中ご参加くださいましてありがとうございます。
親が子供を思う気持ち、子供の未来を思う気持ちの強さを感じました。

7月 インターネット安心教室(対象・保護者)

-◆ 講習内容 ◆-

*インターネットの世界について
*インターネット体験
*インターネットの問題点
*フィルタリング など

-◎ 保護者の感想 ◎-

  • 自分の子供は部活などで忙しくインターネットをする時間がない。
    ただメールはよくしている。
  • オンラインゲームが無料で楽しめるものだと知らなかった。

-◎ インストラクターの感想 ◎-

小学生の保護者から高校生の保護者まで参加してくださって有意義だったと思います。
実際は困った状況にならないと、危機感が沸きづらいのがインターネット依存症です。
今回は有害なサイトについても触れました。
有害サイトは表向きは有害とわからないものもあります。
また責任はユーザーに一任されているのが現状です。
有害サイトを見極める目、を持つことはネット利用者としては最低限学んでおきたいところです。
また、依存についても深刻な問題だということを認識してほしいと思います。

お手伝いしてくれた高校生が、「僕自身とても勉強になりました」といってくれた言葉がとても嬉しく、もっと多くのネット利用者に有効な活動をしたいと思いました。

3月 近隣の小学校の保護者対象にインターネット学習会を開く

-◆ 講習内容 ◆-

*今時のネット事情
*子供がアクセスしやすい危険なサイト
*依存症の話

-◎ 保護者より寄せられた感想 ◎-

  • 自分はインターネットを子供まかせにしていてみたことがなかったが、子供が簡単に問題があるサイトにアクセスできる危険を知って驚いた。
  • 自分の子がゲーム依存になっている。パソコンが壊れたのを機会に普通の暮らしにもどりつつある。
  • もっと多くの人に「なにも知らずに子供にインターネットを与えっぱなしにすることの危険」をわかって欲しい。

-◎ インストラクターの感想 ◎-

子供がパソコンに向かっている姿をみていても、パソコンの画面まで見ていない親が多いようです。 パソコンが苦手でもかまいません。
子供に「それはなに?」「どうやって使うの?」などと話しながら、とにかく子供が自己管理ができるようになるまで、一緒にインターネットをするように心がけてください。

3月 小学校5年生保護者会にて

-◆ 内容 ◆-

*インターネット依存症の話
*依存症の実例など

-◎ 保護者より寄せられた感想 ◎-

  • とにかくおどろいた。
  • 無料でアダルトサイトやゲームサイトを子供が利用できるとは知らなかった
  • 上の子がゲームばかりやっている。下の子が影響されているようで困る。フィルターのかけ方を教えて欲しい

-◎ インストラクターの感想 ◎-

親が忙しく、子供についてインターネットをすることは難しいのは良くわかります。でもインターネットの活用法や危険、依存を子供に教えずに与えっぱなしにしておくのは問題です。
フィルターをかける。
時間を決める。
あらかじめ子供が必要な情報をサーチしておくなど、工夫が必要です。
また児童をみていて、上の子の影響でゲームやHPをはじめる子もよく見かけます。
また友達同士でHPの作り方、おもしろいサイトなどの情報も交換しあっています。
インターネットの正しい使い方、インターネットの問題点を家族でよく話し合うこと、親子のコミュニケーションを疲れていても取るように心がけてください

インターネットAddiction-依存症- ネケモラ・エンジェル