普通手紙を書くときどのように書きますか?
普通手紙を書く場合は、何度も読み返しながら相手の気持ちを推し量り、自分の気持ちを上手く伝えようとします。メールやLINEでは即時のやり取りに迫られます。
インターネットでつながっている者同士、または複数の人がリアルタイムに同時に会話をすることができます。
キーボードに入力した言葉(文字)を使いパソコンの画面上で会話ができますが、メールの返信が遅れる事がトラブルの原因になることもあります。
そんな状態で「相手の気持ちを考えて文字を打つ」・「自分の気持ちを正確に伝える」ことはとても難しいことです。
LINEなどではスタンプや絵文字を使うことも増えましたが、大人でさえ自分の感情を相手に正しく伝えるために使いこなすのは容易ではありません。
表現力の幼い子供たちには、読み手を意識して丁寧な文章を打つことはとても難しいことです。
またLINEなどで話していて、気に入らなければ相手がどう思おうと切ってしまう、ムカついたら言葉で相手を傷つけようとするなど、相手を怒らせたり侮辱したりすることを目的に送信するメッセージ、投稿記事、掲示板の書き込みなど、本来現実の世界では考えられないコミュニケーションが存在します。
自分本位のコミュニケーションをしていると、普通のコミュニケーションではトラブルになることもあり、気を使う現実の人間との接し方が面倒になり、ますますコミュニケーション不足になり、さらには現実社会での人間関係が上手に築けなくなります。
メールやLINEでは返信や会話のスピードの早さが迫られます。
そんな状態で「相手の気持ちを考えて文字を打つ」・「自分の気持ちを正確に伝える」ことはとても困難です。
たとえば、面と向って友達に「あいつのこと好きなくせに」と、からかわれたとします。
その場では「やめろよ」と、笑いながら言い返す。まったく問題はないですよね。
ところが同じようなやりとりをメールやLINEでの文章だけの場合だと、たとえ絵文字やスタンプを使ったとしても、「やめろよ」という言葉が相手が怒っているように感じてしまうこともありえるのです。
上記の例のように顔文字や略語でコミュニケーションをとることが増えてくると文章表現も下手になり、言葉の抑揚や表情、文章力で相手に思いを伝えることも難しくなります。